ベランダの現況

ベランダに出て左の方を向くと、数日前にできたばかりのハンギングチームのコーナー。たぶんここが1年を通して1番日当たりと風通しがいいと思うのだけど、上から「オリロー(非常はしご)」が降りてくる場所なので、手すりにぎりぎりの、ハンギングくらいしか鉢を置くわけにはいかない。残念だナー。このハンギングチームを大きく育て、手すりから外に向かってはみ出させて、バラの花にあふれたベランダを装うのが私の夢(野望)である。


ハンギングコーナーの前に立って、ベランダの右奥を見たところ。要するに、この空間がすべて。これが私のベランダ。これが、私のバラの育つ場所。マンションの東南の角だけれど、南側に集会室が出っ張っている(奥に見えてる壁がそれ)せいもあって、午後はまったく日が当らない。部屋の中は昼間でも薄暗い。植栽が目の前にあって、緑が美しく心地は良いのだけれど、それら立派な木のせいで、さえぎられる日光もまた多いと言わざるを得ない。
5月の午前11時ごろ、私のベランダに1番強い光が差す時間帯。強い代わりに差す面積は狭く、ベランダの手すりにそって、細い帯状にしか当たらない。その帯の中になるべく鉢がおさまるようにと、花台にしているテーブルをふたつとも手すりぞいに並べてある。このテーブルは雨が降る日には、内側に位置をずらされる。黒星病になってたまるかと思っているからである(雨に当たるのが良くないと聞いたので)。この写真では、奥の列にしか鉢が並んでいないけれども、通常は2列、ひとつのテーブルに5、6鉢ずつ乗っている。
ベランダへの出入り口の両脇に、白いスチールのオベリスクがふたつ置かれている。我が家の期待のつるバラとして育てられることが決定したジュードジオブスキュアとピエールドロンサールが、特別扱いの10号鉢で植わっている。ただし、手すりからは遠い位置なので、日当たりが今ひとつなことは否めない。ジュードの方は、週末は太陽の移動に合わせてオベリスクごとえっちらおっちら位置を変えたりしているけれど、ピエールは周囲のクレマチスのツルが一緒にオベリスクにからまっているせいで、動くことができない。クレマチスのツルをはずしてやろうかなあ、どうしようかなあと思いながら日々が過ぎて行っている。