虫との暮らし

ゴーヤの花もぽちぽち咲き始めている。ところが翌日には、ハサミでちょきんと切り取られたかのように茎だけが残っていたりする。自然にこんなふうになるのだろうか?このゴーヤ、果して実がなるのかどうか甚だ疑問。

朝顔の葉っぱの表に、ススか何かみたいな黒いつぶつぶが何ヶ所も乗っていたので、なんだろうなと思っていたのだけれど、2、3日様子を見た後、指先ではじいてみたら、ぱらぱらと落ちた。うーむ、これはアブラムシとかそういうものではないようだ。たぶん…何かの糞だなあと思ってさらによく見ると、黒いつぶつぶの上に茂っている葉っぱが、ことごとく穴だらけになっている。嫌な予感。そーーーっと葉っぱの裏を覗きこんでみると、ああ、いた。15mmほどの青虫。あっちの葉っぱにも、こっちの葉っぱにも。モノの本には「葉っぱごと手でとって、その葉にはさんでぷちっとつぶしましょう」と柏餅みたいな絵が書いてあったりするのだけれど、それは無理。無理ったら無理。というわけで、青虫つきの葉っぱをハサミで切り取り、そのままゴミとして捨てた。

ハムシ(何ハムシかはよくわからない)は相変わらず、ときおりのんびり鉢の周辺を歩いているのを見かけるので、そのたびに割り箸でつまんで捕獲している。シャルロット・オースチンの鉢土の上に朝方2匹いたのは・・・土の中から生まれてきたところじゃないでしょうね?中に弟妹がうじゃうじゃいるんじゃないでしょうね?と疑いの目を向けつつ、様子見。
今朝は、まるく大きく齧られたピエール・ド・ロンサールの葉っぱのところに、半透明の7mmほどの蜘蛛がいた。蜘蛛は葉っぱは食べないよね?肉食だよね?葉っぱを食べていた「誰か」をちょうど食べ終えたところだったのだと信じて、とりあえず見逃す。

きのう、ハモグリバエ対策に、朝顔の支柱に設置しておいた「むし恋こい」という名の黄色い粘着テープに、さっそく蜂らしきものがくっついていた。蜂?益虫の方が引っかかってしまったのだろうか?ミツバチではないのは確かだけれど、ひょろっと細長くて黒と黄色の2色のこの虫、いったい何者だろう?ハエやスカシガの類にも、こういう見かけのものがいるようだけれど。

朝顔とゴーヤの小さな花しか見かけないベランダで、毎日、虫との暮らしが続いている。